SV-1000 使用感レビュー 評価:★★★★☆ 4.8 / 5 使用時間:約3時間 / ヒト同士の直接接続で使用 普段は一般的な銅系の生体リンクケーブルを使っていますが、興味本位でSV-1000を試してみました。 一番驚いたのは、接続した瞬間のローカル電脳空間の見え方です。 通信速度そのものが劇的に変わったという感じではないのですが、いつも使っている電脳空間が妙に鮮明というか、光や輪郭が一段階増したように感じます。普段ならただの白いオブジェクトやインターフェースにも細かな光沢が乗って見えて、全体的にかなり煌びやかです。 最初は「銀線だから」という先入観のせいかと思いましたが、接続相手も似た感想だったので、信号の細かい部分まで拾っているのかもしれません。 特に違いが分かりやすかったのが疑似触感。 一般的なケーブルだと触れた瞬間に「接触した」という信号が返ってくるだけなのですが、SV-1000ではそこに妙な粘りがあります。 例えば電脳空間内で相手の手を握った場合、指が触れる瞬間だけでなく、離すときまで感触が少し残るような感じです。ゴムっぽいという意味ではなく、触覚情報が指先にまとわりつくような独特の感覚。 これはかなり好みが分かれると思いますが、個人的には面白かったです。 それと、全体的に感度がかなり高いように感じました。 普通の接続では意識しない程度の信号まで拾うらしく、相手が姿勢を変えたり、呼吸が少し変わったりしただけでも、微妙な感覚としてこちら側に流れてきます。 慣れてくるとかなり自然なのですが、最初の30分くらいは情報量が多すぎて少し落ち着きませんでした。 ただし、ここは注意点。 長時間接続には向かないと思います。 試しに休憩なしで3時間ほど繋いでいたところ、切断後もしばらく光がやけに眩しく感じました。指先にも疑似触覚が残っているような違和感があり、軽い電脳酔いに近い状態になります。 メーカーが高感度を売りにしている理由は分かりますが、普段使いには刺激が強すぎます。 個人的には、 短時間の高精度リンク:◎ 感覚共有:◎ 娯楽用途:かなり面白い 数時間以上の常時接続:おすすめしない という評価。 値段を考えると万人向けではありませんが、一度これで接続すると、普通のケーブルに戻したときに電脳空間が少し灰色っぽく感じるのが一番困るところです。 追記: 中古品を分解して銀線だけ抜こうとしている人をよく見かけますが、正常動作品ならそのまま売った方が絶対に高く売れます。切らない方がいいです。